UPDATE ドイツの2つのサイトComputerBaseとWinFutureが現地時間9月11日、「Windows 9」(開発コード名:「Threshold」)のビルドと思われる20枚のスクリーンショットを掲載した。Microsoftは先ごろ、同ビルドをパートナー向けに配布していた。
「Threshold Build 9834」とされるこれらのスクリーンショットでは、いくつかの機能が披露されている。その一部は、Microsoft関係者らが「Windows」の次期メジャーリリースに予定していると述べていたものや、開発中だと情報筋らが述べていたものだ。
Microsoft幹部らが2014年4月のBuildカンファレンスでほのめかしていたように、新しい「Mini Start Menu」と、Metroスタイルアプリケーションをデスクトップ内にウィンドウ表示して実行する機能などが含まれている。また情報筋らが述べていたように、新しい仮想デスクトップ機能や通知センター、Thresholdに対する通常のアップデートでMicrosoftが提供する機能をテスターらが評価するメカニズムもある。
一方、期待される機能の一部はスクリーンショットに存在しないか、少なくともまだ完全な形では登場していない。このパートナー向けビルドとされるものが、まだかなり初期の段階にあることを考えれば、不自然な話ではない。
「Charms」バーも、扱いがいまだ定まらない機能の1つだ。情報筋らは、ThresholdチームがCharmsバーをThresholdから完全に廃止する方向へ傾いている(そして、現在もその方向に向かっている)と伝えてきた。しかし、こちらの情報提供者らによると、Microsoftが9月後半か10月初めに提供すると見られる企業向けテクニカルプレビュー版では、まだチャームが残るようだ。そのような決定に至った理由の1つには、アプリベンダーが印刷や共有といったCharms機能の一部を、まだアプリに直接組み込んでいないという事実がある。
だが、リークされたビルドに含まれるアップデートされた「Windows Store」アプリには、Charmsの機能(「Search」「Share」「Play」)を含むドロップダウンメニューを機能させるには、どのようにデザインすればよいかを示すコードが存在する。
2015年春にThresholdが最終的な形で登場するまでに、やはりCharmsバーは、すべてではないにせよ、ほとんどのSKUで廃止される可能性が高いと、現時点では伝えられている。ただし、最終的にはユーザーからのフィードバック次第だ。
企業向けテクニカルプレビュー版は、その名が示す通り、デスクトップPCを利用することの多い企業ユーザーを主な対象としたものだ。したがって、おそらくもう1つ別のプレビューが提供されるだろうと、情報提供者らは述べている。つまり、携帯電話やタブレットのユーザー向けの機能に重点を置いた、一般消費者を対象とするプレビューだ。情報提供者によると、そのテストバージョンは、2015年1月または2月に発表されそうだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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