ニュースメディアのザ・ハフィントン・ポスト日本版は9月8日、創刊時に就任した編集長の松浦茂樹氏が退任し、新たにジャーナリストの高橋浩祐氏が編集長に就任したと発表した。
高橋氏は米国コロンビア大学大学院でジャーナリズムと国際関係公共政策の修士号を取得。その後、朝日新聞、ブルームバーグ・ニュース、アジア・タイムズ・オンライン、ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン、インスティテューショナル・インベスター誌などでの記者・編集者、「日経CNBC」の経済コメンテーター、英軍事専門誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの東京特派員を歴任している。
高橋氏は就任にあたり、「(ハフィントン・ポストを通じて)さまざまな問題を抱える市民に発言と議論の場を提供し、解決を助ける役割を担いたい。そして、国際メディアの利点を生かし、世界で今、何が起きているのか国際的な視点から日本の読者にお伝えしたい」とコメント。
また、ハフィントン・ポスト編集主幹で、報道キャスターの長野智子さんは「市民の声を掘り起こし、問題解決に繋げていけるようなメディアをつくりたいという彼の強い思いは、ハフィントン・ポストがより活気のある議論のプラットフォームにステップアップするうえでも、大きな原動力になってくれると期待しています」とコメントを寄せている。
ザ・ハフィントン・ポスト日本版は2013年5月に創刊。ソーシャルメディアを活用した戦略によって順調に読者を増やし、1年余りで月間ユニークユーザーが1300万人にまで成長している。創刊前夜から編集長を務めた松浦茂樹氏は自身のブログの中で、退任の理由について「次の新しいチャレンジをしたいと思ったから」と説明。
また約1年半の任期を振り返り、「長いとも短いともいえませんが、今、自分自身にとってしっくりくる表現は『楽しく濃密な時間』でした。編集部や関係各位のご協力あってのことですが、初代編集長としてはひとつの指標を達成できた満足感を得ております」とコメントしている。
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