楽天は9月3日、競輪車券(勝者投票券)のインターネット投票サービス「Kドリームス」を提供するケイドリームスの全株式を取得することで、同社の株式を保有するマイテックと株式譲渡契約を締結したと発表した。取得額は非公表。
ケイドリームスは競輪の着順投票サービスを運営するほか、サーバ管理型電子マネー「デルカ」事業も行っている。Kドリームスでの決済はこのデルカを使ったもので、公営競技における日本初の電子マネー導入となる。また同社は、他の公営競技関連システムの構築なども手がけている。
一方、楽天はこれまで、地方競馬のインターネット投票サービス「楽天競馬」やサッカーくじ「toto/BIG」、宝くじのインターネット販売などに取り組み、「楽天銀行」による決済プラットフォームを通じて全体の売上を伸ばしてきた。
今後は、この競馬やtoto、宝くじなどで培ってきたノウハウと、楽天グループのネット会員基盤を活用してKドリームスの魅力を高め、ユーザーや競輪ファンの増加、地域活性化への貢献を目指すという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス