ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は9月1日、プレイステーションの関する今後の戦略を発表する「SCEJA Press Conference 2014」を開催。PS Vitaの新色ライトピンク/ホワイトや「ドラゴンクエストヒーローズ」をはじめとした新作タイトルなどを発表した。
冒頭では、9月1日付けでSCEJAプレジデントに就任したばかりの盛田厚氏が登壇。8月10日付けでPS4の全世界における累計実売台数が1000万台を超えたことに触れ、国内に向けてもPS Vitaとともに市場をより活性化させていくことを改めて強調した。
PS Vitaでは、本体新色としてWi-Fiモデル「ライトピンク/ホワイト」(PCH-2000シリーズ)を11月13日に発売することを発表。価格は税別で1万8980円。多種多様な新作タイトルを用意しているなかでも女性向けのタイトルがラインアップされることから、女性でも手に取りやすいカラーバリエーションが用意されることとなった。これに加えて、コーエーテクモゲームスのネオロマンスゲームやブロッコリーの「うたの☆プリンスさまっ♪」といった、女性向けで人気の高いコンテンツもPS Vitaでの新作が予定されているという。
また、PS Vita(PS Vita TV含む)では、10月に配信予定のシステムソフトウェアバージョン3.30で、テーマ機能が設定できようになる。壁紙やアイコン、BGMがそのテーマに沿ったオリジナル仕様になる。現時点では「フリーダムウォーズ」 、「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」、「ファンタシースター ノヴァ」、「俺の屍を越えてゆけ2」が予定されている。
ソニーストアオリジナルのタイトルコラボレーション特別モデルとして、レーザー刻印を施したPS VitaやPS Vita TVも販売する。第1弾は絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episodeとなっている。
PS4を持っていないPS Vitaユーザー向けた施策として、「Live from PlayStation」を今秋に無料提供する。これは、PS4のゲームプレイ動画配信をPS Vitaから視聴できるようになるアプリとなっている。
PS4については、まず初のカラーバリエーションとなる「グレイシャー・ホワイト」の発売日が10月9日に決定した。価格は税別で3万9980円。これは9月11日から先だって数量限定で発売される「PlayStation 4 Destiny Pack」に含まれるPS4本体と同一のもので、単品発売される。このほかシステムソフトウェアバージョン2.00で、PS Vitaと同様にテーマ設定に対応する。
ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」(ナスネ)については、9月25日から配信予定のシステムソフトウェアバージョン2.50にて、「Anytime TV」(エニイタイム ティービー)機能を追加。外出先のPS Vitaおよびスマートフォンやタブレット端末から自宅のnasneにアクセスし、放送中や録画したテレビ番組の視聴が可能になる。なおAnytime TV機能の利用には、別途対応するアプリケーションの料金が発生するとしている。
定額制サービスのPS Plusでは、9月17日から年末にかけて、UMD Passport対象タイトルのなかから合計250以上のタイトルを、UMD版を所有しているユーザーにフリープレイコンテンツとして配信。またビデオコンテンツとしては「ベルセルク黄金時代篇I 覇王の卵」HDレンタル版を、9月2日時点でPS Plusに加入しているユーザーにスペシャルコンテンツとして、9月3日以降、PSNSMの配信メールにて、順次配信する。
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