PS4向けタイトルについては約30タイトルに関して新発表や新規映像などが公開された。主だったところではSCE「みんなのGOLF」シリーズ最新作を発表したのをはじめ、SCE JAPAN Studiosとフロム・ソフトウェアが共同開発している「Bloodborne」の発売日が2015年2月5日に決定。カプコンはPS4向けに「バイオハザード HDリマスター」や「バイオハザード リべレーションズ 2」を発売。バンダイナムコゲームスはPS VitaとPS4向けに「GOD EATER 2 RAGE BURST(ゴッドイーター2 レイジ バースト)」、PS4向けに「ワンピース海賊無双3」や機動戦士ガンダムの新シリーズを発売。日本ファルコムはPS VitaとPS4向けにイースシリーズの最新作を発売するなど、日本向けのラインナップがそろいつつあることを伺わせた。
各タイトルのプレゼンの中で、クリエーターも登壇。そのなかでコナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクションの小島秀夫氏は、PS4で配信された「P.T.」について触れた。8月に開催されたgamescomで発表され、瞬く間に100万ダウンロードを突破したソフト。P.T.はプレイアブルティザーの略で、プレイしながら新作タイトルの情報に行き着くことを楽しむものとして制作された。PS4の特徴でもあるシェア機能を活用し、人がプレイしている様子を楽しむことや、まわりが協力してクリアしていくという新しいゲーム体験を味わえると共に、新しいティザー手法を提供したかったとしている。
開発側として、最速でもクリアに1週間かかるような難解な謎を用意したが、実際には4時間でイギリスの少女にクリアされたという。終盤は6言語以上を理解しないと解くのが難しい謎だったが、世界中の人が彼女を応援し協力したことで解かれたという。その光景を見て感動的だったと小島氏は振り返った。そしてP.T.は「サイレントヒル」シリーズの新プロジェクトとなっており、世界一怖いゲームを目指すと意気込みを語った。
カンファレンスの最後にはサプライズとして、既報の通りにスクウェア・エニックスの新作アクションRPG「ドラゴンクエストヒーローズ」を発表。ゲームデザイナーの堀井雄二氏と、開発を手がけるコーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ氏が登壇した。実はスピンオフ作品を除くドラゴンクエストの完全新規タイトルが、プレイステーションのプラットフォームで発売されるのは10年ぶり。それもあってか、盛田氏は「おかえりなさい」の言葉で堀井氏を迎えた。
制作の経緯について、シブサワ・コウ氏はドラゴンクエストのファンで、3年ほど前にアクションゲームを作りたいと堀井氏に打診し、堀井氏もアクションゲームに取り組みたい意向がもともとあったことから実現したという。シブサワ・コウ氏は、無双シリーズの爽快感や、討鬼伝シリーズでの大型モンスターと白熱した攻防の醍醐味を融合した面白さのあるものになっているとアピール。堀井氏も「見ていて気持ちがいい」というほど、期待をうかがわせる発言を残していた。
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