今後登場するPCについて、このところ話題の中心になっているのはIntel製の次世代CPUだ。次世代の「Core i」シリーズCPUを含む「Broadwell」(開発コード名)は2015年に、薄型の低消費電力デバイス向けの新シリーズ「Core M」は2014年後半に登場すると言われている。
だがIntelは、これらのCPUをデビューさせる前に、現世代の「Haswell」プロセッサ、つまり第4世代のCore iシリーズにも切り札となる製品を用意していた。それが、これまで「Haswell-E」という開発コード名で呼ばれていた、デスクトップPC向けのハイエンドCPU「Core i7」のシリーズだ。Intelは米国時間8月29日、このCPUが新しい「Alienware Area-51」などに搭載されることを発表した。
Haswell-EはIntel初の8コアデスクトッププロセッサで(6コア版もリリースされる)、「Intel X99」と呼ばれる新しいチップセットと組み合わされ、新しいDDR4メモリと最大4枚のグラフィックカードをサポートする。
このシリーズのフラッグシップCPUは「Intel Core i7-5960X」で、CPUクロック3.0GHz(最大3.5GHz)、8コア/16スレッドのチップだ。また、「Intel Core i7-5930K」と「Intel Core i7-5820K」という6コア/12スレッドのチップもリリースされる。
Intelによれば、Core i7-5960Xの性能を前モデルの「Intel Core i7-4960X」と比較すると、4Kビデオの編集で最大20%、3Dレンダリングで最大32%速度が向上するという。また、新しい製品は「Thunderbolt 2」接続をネイティブでサポートするIntel初のデスクトッププラットフォームで、4Kビデオの普及にとって特に重要となる高速な接続とデータ転送を実現する。
新しいHaswell-E Core i7シリーズはすぐに発売される予定で、価格は390ドルから1000ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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