IFTTT(If This Then That)は米国時間8月28日、Norwest Venture Partners主導のシリーズB資金調達ラウンドで3000万ドルの資金を調達したことを明らかにした。過去にも同社に出資したAndreessen Horowitzは今回もラウンドに参加している。IFTTTの資本総額は3900万ドルに達した。
IFTTT(読み方は「gift」の「g」を省略したときと同じ発音)は、ユーザーがきっかけと行動をベースにした「レシピ」を開発できるオートメーションツール。ユーザーがつなげたいと思う入力と出力を「Ingredient(材料)」にし、SMSや電子メール、携帯電話から利用できるメディアアプリなどのチャネルに対応する。
たとえば、ロケーションサービスを利用して、朝の出勤とともにiPhoneをサイレントモードにするレシピを作成することができる。この場合のチャネルは電話の音量設定とロケーションサービスで、Ingredientはオフィスの所在地と消音機能の有効化である。
IFTTTは2010年に創業し、モノのインターネット(IoT)の流れにのって成長を遂げている。ツールはSquareやNest、eBayなどの企業の125ものチャネルに対応している。また1400万ものレシピが存在し、1日あたり1500万回実行されている。
同ラウンドの一環として、Norwest Venture PartnersのゼネラルパートナーJosh Goldman氏がIFTTTの取締役に就任する。IFTTTはNEA、Lerer Hippeau Ventures、SV Angelの支援もとりつけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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