Twitter、Facebook、Pinterestなど、気が付いたら、毎日必ず使うようになっているサービスはないだろうか。使い始めた当初は、「どんなものだろう」ぐらいにしか思っていなかったが、もうソレがないと1日が始まらない、というようなサービス。その魅力はどこにあって、なぜ使い続けてしまうのか。
本書はユーザーがハマる、つまり習慣的に使い続けるようになるサービスについて研究し、サービスを提供する側が再現できるフレームワークに落とし込んで解説している。
サービスを開発する人なら、大勢を魅了するサービスにしたいと思うのは当然だ。しかし、すでにはやっている話題のサービスをうわべだけまねしてもユーザーはそのサービスを使い続けてはくれないだろう。なぜならユーザーは、ただ単に「おもしろいから」「便利だから」と思ってサービスを使っているわけではないからだ。
ユーザーがつい使い続けてしまうサービスには、いくつかのステップがあるが、ユーザーはそのステップを意識せずに次々とクリアしていく。するとユーザーにさまざまな効果をもたらすため、継続して使うことになる。
本書では、こうしたユーザーの心理と行動をモデル化し、サービス開発者が適切なサービスをスムーズに開発できるようにまとめている。サービス開発者は、一度は目を通しておくことをお勧めする。
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