今回紹介するのは、無線LAN回線を利用してPCあるいは他のスマートフォン/タブレットへと画像を転送できるアプリ「PhotoSync - Photo Transfer」だ。
基本的にAndroid端末をPCに接続すると、「デバイス」と認識され、たとえばUSBフラッシュメモリのように保存データへとアクセスできる。アクセス先も「内部メモリ」「外部メモリ」(microSDXC/SDHC/SDカード)が選択でき(一部端末を除く)、撮影した写真データやダウンロードした画像データをPCへと転送可能だ。従って、一見すると今回紹介するPhotoSyncの出番はないように思える。しかし、PCと接続するのは面倒、あるいは充電にPCを利用しないというユーザーには利用価値の高いアプリになる。
特徴は同一ネットワークへと接続されたPC、スマートフォン/タブレットデバイスに極めて簡単な方法で画像を転送できる点にある。画像を指定し、転送ボタンをタップするだけで画像の転送が可能だ。PCへの転送には無料のソフトを導入する必要はあるが、PC内の画像データを同アプリを導入した端末へと転送できるようになるので、例えば端末の画面サイズに合わせて加工した壁紙画像を転送するといった時にも利用できる。
「Quick Transfer」をオンにすると、あらかじめ指定した転送先に選択した画像を転送できるようになる。なお、「Quick Transfer」は転送ボタンをロングタッチして起動できる
「Configure」では、「Computer」(PC)、「Phone/Tablet」(スマートフォン・タブレット)という2デバイスに対して転送設定が可能だ
「Picture Quality」では、転送時の画像サイズを指定できる。これによりPCは「Full」、スマートフォン・タブレットへは「Medium(1280×1280)」といったデバイスに合わせた画像サイズ転送が行える
画面右上にある赤いボタン(転送ボタン)をタップすると、転送先が指定できる。ロングタッチして起動できる「Quick Transfer」では転送先の指定がなく、すぐに転送が開始される
PC用のソフトはウェブサイトから無料でダウンロードできる
ただし、気になる点もある。iOS版はDropboxやFacebookなど各種オンラインサービスに対応するほか、位置情報を使った自動転送ができるのに対し、Android版は対応していないことだ。これは今後のバージョンアップで改善されることを期待したい。なお、本アプリは無料(広告あり)で利用できるが、149円の「Remove ads」を適用することで広告が消せる。表示スペースの問題もあるので、気になる人は検討してもよいだろう。
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