Sharon Standifirdさんは湾岸戦争に従軍した。何度も危機を乗り越えている。
そんな彼女が、子どもたちに少しばかり敬意を払わせるのは、どれほど難しいことなのだろうか。
というのも、Standifirdさんの10代の子どもたちは、やることがいかにも10代だった。彼女が子どもたちに電話をかけると、彼らは決まって「ignore」(無視)を押していた。
そこで彼女は、どのようなアプリなら、子どもたちを電話にきちんと出させることができるか知恵を絞った。そして作ったものが「Ignore No More」だ。
子どもたちの携帯電話に追加されるこの良く出来た機能は、とてもシンプルに対応する。子どもたちが母親からの着信に出ないと、電話をロックしてしまうのだ。
Standifirdさんのウェブサイトには、このアプリの魅力的な説明が掲載されている。「あなたがIgnore No Moreで子どもの電話をロックすると、子どもには2つの選択肢しかない。あなたに電話をかけ直す、あるいは緊急窓口に連絡する、そのどちらかだ。友だちに電話したり、テキストメッセージを送信したり、ゲームをしたりすることは、あなたにかけ直すまではできない。子どもがかけ直してきたら、あなたが判断してスマホのロックを解除できる。ペアレンタルコントロールとしていかがだろうか」
Standifirdさんの息子のBradley君は、CBS New Yorkの取材に対してこう語った。「いいアイデアだと思った。自分にではなくて、ほかの人向けに使われるならね」
Ignore No Moreは現在、Androidでのみ利用でき、価格は1.99ドル。
Standifirdさんは、このアプリは効果を発揮していると話した。子どもたちは、彼女の電話に以前よりもっと注意を払うようになっているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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