このスピーカーと、上位モデルのSRS-X5について気に入っているのは、Bluetoothスピーカーとしては比較的音が自然なことだ。サウンドは素直で、高音域も細部まで聞こえ、中音域はクリアだ。低音域はBoseのSoundLink Miniほど深くはないが、若干タイトに感じる。低音は大きくないものの(スピーカーを壁の側に置いて、反響を得られるようにすると改善される)、この小さなデバイスは低音にキックがあって小さな部屋に向いており、BGMを鳴らす用途にはもってこいだ。
サウンドには制約がある。時々DSP(デジタル信号処理)が入り、音がゆがまないように低音域を抑えるのに気づくかもしれない。それでも、ボリュームを最大にすると、高音域や中音域でやや音割れが出る場合がある(ボリュームは50~75%程度にしておくのが一番よいようだ)。
スピーカーフォンとしても使えるが、声を十分に拾えるように、マイクの近くで話した方がいいだろう。
ボリュームを上げた場合に若干音割れが生じる問題はあるものの、このスピーカーは筆者がテストをした中では、サウンド面でもデザインの面でも、かなり強力なBluetoothスピーカーであり、十分にBoseのSoundLink Miniの対抗馬になり得る存在だ。どちらの方が音質が上かを議論することもできるが、こちらの方が価格が25%安く、Boseにはないスピーカーフォンの機能も持っている。もしソニーが価格を130ドルまで下げていれば(安くなることも時々ある)、SRS-X3はおそらくミニBluetoothスピーカー市場を制していただろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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