Fiverrが新たに3000万ドルを調達したことを認めた。Fiverrは、さまざまなサービスを1回当たり5ドルから売買できるオンラインマーケットプレイスだ。
Fiverrの最高経営責任者(CEO)であるMicha Kaufman氏は米国時間8月11日に掲載されたWall Street Journal(WSJ)のインタビューで、同社がシリーズCの資金調達ラウンドで3000万ドルを調達したことを認めた。合計すると、Fiverrは5年前の創設以降、5000万ドルを調達したことになる。過去にもFiverrに投資したことのあるBessemer Venture Partnersは、投資額を増やしている。今回の資金調達ラウンドを主導したのは、Qumra Capitalだ。Accel PartnersもFiverrに投資した。
今回の資金調達は、デザインが刷新されたサイトと併せて発表された。サイトデザイン刷新の狙いは、サービスの発見を容易にすることだ。
Fiverrの最大の特徴は、サービスを提供するフリーランサーだ。料金の開始価格は5ドルだが、複雑さや売り手の評価、仕事の種類によって、それよりはるかに高額になることもある。Fiverrは料金の20%を受け取っており、基本的にそれによって売り上げを生み出している。サービスは100種類以上のカテゴリに分類されており、グラフィックデザインや文章執筆、写真撮影、ナレーション、イラストなどが含まれる。
同様のマーケットプレイスを提供する企業は、ほかにもたくさんある。TaskRabbitとGigwalkもFiverrのライバルだが、両社はFiverrにはないカテゴリもいくつか用意している。
イスラエルに拠点を置くFiverrは新たに調達した資金を使って、サービスの売り込みを行い、モバイルアプリを拡張する取り組みを続ける予定だ。WSJとFiverrのサイトによれば、Fiverrは既に196カ国でサービスを提供しているが、それをさらに拡大したいとも考えているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス