エンターテインメントおよびニュースサイトの新興企業BuzzFeedが、シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル企業Andreessen Horowitzから5000万ドルの出資を取り付けた。
ニューヨークを拠点とし、2006年に設立されたBuzzFeedは、インターネット上で高い関心を集めるコンテンツを追跡して提供している。月間閲覧者数は平均で1億5000万人にもおよぶ。The New York Timesによると、今回の出資によって同社の評価額は8億5000万ドルに達したという。
BuzzFeedは「フルスタックの新興企業」であると、Andreessen Horowitzのゼネラルパートナーを務めるChris Dixon氏は米国時間8月10日夕方に公開したブログの投稿に記した。「フルスタック」とは、既存の企業を介さない新しいアプローチをサービスや製品に対して採用する企業のことだ。同氏は今回の出資の一環として、BuzzFeedの取締役会に加わる予定である。
「われわれは現在、大きな技術的転換のただ中にある。その中で、ニュースやエンターテインメントはソーシャルネットワークによって広められ、携帯端末で消費されることがますます多くなっている」とDixon氏は記している。「BuzzFeedが秀でたメディア企業としてこの時代において頭角を現すとわれわれは信じている」(Dixon氏)
200人を超える編集担当従業員を擁するBuzzFeedは、今後数年間で高品質のコンテンツに多額の資金を投入する計画だとDixon氏は記した。同サイトは堅実に収益を上げており、2014年には「売上高が1億ドルを超える」見込みだという。
今回の出資で同社が調達した資金は9600万ドル強に達した。早くから同社に出資している企業としては、Hearst Interactive Mediaやソフトバンクなどがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス