エプソンは8月5日、ビジネスプロジェクタの新商品として、多機能パワーモデルの「EB-1985WU/1975W」(想定税別価格:54万円台後半/39万円台後半)とスタンダードモデル「EB-W28」(同:9万円台前半)の3機種を発表した。明るさと解像度の基本性能を向上させたことに加え、スマートデバイスとの連携を強化した。いずれもカラー表示での明るさを確保する3LCD方式を採用する。発売は8月21日。
エプソン販売取締役販売推進本部長の鈴村文徳氏は「エプソンでは、ビジネスプロジェクタ市場において高いシェアを獲得している。中でも多機能パワー、スタンダード、モバイルの各セグメントでは、スタンダードで78%、モバイルで84%の高いシェアを記録している。今回はその中でもシェア48%という伸びしろを感じさせる多機能パワーモデルに注力し、新製品を開発した」とポイントを説明した。
多機能パワーモデルでは、明るさと高解像度を重視。明るさ4800ルーメン、WUXGA解像度を持つEB-1985WUと、明るさ5000ルーメン、WXGA解像度のEB-1975Wをラインアップする。両機種ともに重量は約4.6kgで、持ち運びも可能。ボタン1つでスクリーンの枠を画面に合わせる「フレームフィット機能」とスクリーンがなくても映像を自動的に四角く調整できる「自動タテヨコ補正」を備え、短時間でのセッティングを実現する。
両機種ともに、スマートフォンやタブレット内のコンテンツをワイヤレスでプロジェクタに投写できる「スクリーンミラーリング機能」を搭載。フルHD映像をワイヤレス投写できるほか、専用アプリ「Epson iProjection」を使えば、スマートフォンやタブレットを使ってプレゼンができる。本体サイズは、いずれも高さ110mm×幅377mm×奥行き291mm。
EB-W28は、明るさ2900ルーメンを確保したスタンダードモデルだ。WXGA解像度で、HDMI経由でHD映像も高画質で再生できる。本体の傾きを検知する「タテ自動台形歪み補正機能」に加え、レバーのスライド操作で歪みを補正できる「スライド式ヨコ台形補正機能」を備え、セッティングを簡略化。高さ77m×幅297mm×奥行き234mmで、重量約2.4kgのコンパクトサイズで持ち運びも簡単だ。
別売の無線LANユニットを装着すれば、Epson iProjectorを使用することも可能。QRコードをスマートフォンやタブレットの端末のカメラで読み取るだけで無線接続ができる新機能も搭載する。
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