もし、皆さんが仮想現実ヘッドセット「Oculus Rift」を手にすることができた幸運な人たちの1人であり、同ヘッドセットを壊してしまっても、絶望しなくて良さそうだ。
電子製品の修理ガイドや分解レポートを提供することで知られるiFixitが第2世代の「Oculus Rift」開発キットを分解した製品の一覧に加えた。同キットは2014年に入って350ドルで入手可能になっている。iFixitは米国時間7月31日、Rift DK2に10段階の「修理しやすさ」評価で9(10に近いほど修理しやすい)を与えて賞賛した。同開発キットの第1世代には2013年、同じ評価が与えられていた。
Riftヘッドセットを分解したいなら、標準的な0番のプラスドライバやピンセットなどの工具を使うことで可能になる。興味深い発見としては、ディスプレイがサムスン製「GALAXY Note 3」スマートフォンのフロントパネルであることだとiFixitは述べている。この部品は、Oculusがサムスンとの提携を既に活用していることを示すものかもしれない。サムスンは、Oculusの技術をモバイルデバイスに持ち込むことを計画していると先日報じられている。多数のプロトタイプが出荷されると期待されるが、製造番号は依然小さいため、カスタムディスプレイのメリットがまだないとiFixitは仮定している。
また、iFixitは、赤外線カメラを使うことで、ヘッドセット内側にある40個の赤外線LEDの写真を撮影している。
同デバイスには、東芝、STMicroelectronics、Cypress Semiconductor、Texas Instrumentsのチップが使われていることをiFixitは確認している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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