Wikimedia Foundationは米国時間7月31日、デザインなどを一新した公式「Wikipedia」アプリをリリースした。旧アプリに対するユーザーの最大の不満に対処し、スピードを重視したものとなっている。
プロダクトマネージャーを務めるDan Garry氏は米CNETに対し、「最新版アプリは、全体をネイティブコードで一から書き直した。したがって、技術的な見地から言うと、これまでと同じ機能の多くを維持しつつ、新たな機能も備えたまったく新しいアプリになっている」と語った。
「今回新たに再構築したアプリで第一に重視したのはスピードだ。すなわち、アプリの起動、ページや画像の読み込み、検索結果の表示をいかに素早くするかということだ」(Garry氏)
このほかにも、新しいアプリには初めてWikipediaの編集機能が追加されたほか、以前訪れたページを簡単に、すぐ閲覧できるようにする最新ページの一覧や、お気に入りページの保存機能、「Wikipedia Zero」という新機能が加わった。Wikipedia Zeroは、モバイルネットワークプロバイダーとの提携により、開発途上国においてWikipediaにデータを無料で提供する機能。
新たなインターフェースは、クリーンかつシンプルで、モバイルサイトとはかなり異なるデザインになっている。ページをプルダウンすると最上部にバーが表示され、検索アイコンやトップページへのリンクのほか、ページのコンテンツリストを表示するメニューが見つかりやすい。コンテンツリストからは、すっきりとしたレイアウトになった記事本文のページへと移動できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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