レビューサイトのYelpは、動画が場合によっては言葉以上のもの、例えばその場所の雰囲気や印象、騒々しさなどを捉えることができると考えている。ユーザーの投稿に短い動画を追加できるようにする新機能を同サイトがリリースしたのはそのためだ。
Yelpは米国時間7月28日、同アプリの「iPhone」版について、ユーザーが3〜12秒の動画を各自のレビューとともにアップロードできるようになったと発表した。同機能は、「Android」版ユーザー向けにもまもなく提供される予定だ。
Yelpはブログ投稿で、次のように記している。「ビデオ撮影のスキルが標準以下だと気にしたことはないだろうか。われわれは、Ken Burns氏(米国のドキュメンタリー映画監督)級の映像作りを求めているのではない。派手な編集やナレーションがなくても、実際に消費者が体験する様子を目にすることのほうが、本当はずっと役に立つ」
Yelpによると、投稿する動画は、レビューとしての動画ではなく、むしろ、場所の雰囲気を伝えるためのクリップ映像とすることを意図しているという。例えば、動画ならホテルの部屋の大きさや空間、シェフがさまざまな料理を準備する様子、あるいは店のレイアウトを簡単に見せることが可能だ。
「例えば、新しいビストロの美味しそうな料理の写真をスクロールして見るとしても、実際のところ、その店の雰囲気が『夜のデート』向けなのか、あるいは『家族連れ』向けなのかを判断することはできないだろう」と、Yelpは記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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