宿泊仲介サイトのAirbnbがゆっくりだが確実に拡大しつつあるユーザー層、すなわちビジネス旅行者を対象とする分野に進出した。
Airbnbでグローバルホスピタリティ部門を率いるChip Conley氏は米国時間7月28日、新製品発表の声明で、既にAirbnbの顧客ベースの10%近くが出張時に宿泊予約をとるビジネス旅行者で占められていると述べた。
したがって、Airbnbは、出張経費管理サービスプロバイダのConcurと新たに提携することで、どちらかといえば同ウェブサイトが見落していた機会を活用すべく、大きく前進した。
Concurは、Airbnbsを自社の「Triplink」プラットフォームに統合する予定だ。同プラットフォームは、企業の旅行システム以外で予約されたフライトやホテル、地上交通機関からのデータや予約情報を収集する。このシステムは、既にFortune 100企業の70%以上で採用されている。
企業の従業員はAirbnb上での予約が可能になる一方、雇用主も予約や経費に関する情報を常に共有することができる。Airbnbでの料金は、Concur側で自動的に作成されるので、経費報告書の作成が容易になる。
またAirbnbは、この新たな戦略をさらに強化すべく、同社ウェブサイト上に新規ポータル「Business Travel」を開設する。宿泊や食事以外のさらなる出張旅行のニーズにも対応する。この中には、会議室の一覧のほか、延泊や移動の場合に備えた宿泊先一覧も含まれる。
Airbnbはさらに、Salesforce.com、Evernote、Eventbrite、Lyftを含む、一部の業界パートナーとも提携する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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