Amazonが独自のクレジットカードリーダーを導入し、激しい競争が繰り広げられるモバイル決済の分野に参入しようとしているようだ。
そう推測するのは9to5Macである。9to5Macは、Staplesの社内文書を入手した。同文書は、Square、PayPal、そしてStaplesが独自に社内ブランドとして提供する既存のカードリーダーに加えて、「Amazon Card Reader」が近い将来10ドルで発売されることを示しているように見える。
この文書では、Staplesは8月12日にAmazon製品の宣伝を開始する予定になっており、それと同じ頃に同製品が発売される可能性がうかがえる。
Amazonの広報担当者はこの報道に対するコメントを避け、「うわさや憶測にはコメントしない」とだけ述べた。
しかし、Amazonが今週、モバイルウォレットアプリ「Amazon Wallet」を米国で提供開始したことを考えれば、Amazonによるカードリーダーの提供は、それほど突飛な展開ではない。ただし、Amazon Walletはまだ、ほとんど必要最小限の機能しか備えておらず、現時点では、一部のギフトカードやメンバーズカードを保存するための場所にすぎない。
9to5Macは、Amazonによるモバイルカードリーダー参入を示唆する、この1年間のさまざまな情報源に基づく報道を挙げている。またAmazonはかなり以前から、デジタル決済におけるPayPalの主導的な地位に狙いをつけてきた。そのことは、2013年に導入された「Login and Pay with Amazon」でもはっきりと示されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果