クウジットは7月24日、野菜や卵などの商品にスマートフォンのカメラをかざすことで、生産者などの情報が見られるアプリ「産地AR」(iOS/Android)の提供を開始した。価格は無料。
産地ARは、商品の生産者や流通者が、産地情報や産品の開発・改良など、商品の背後にあるストーリーを配信できるサービス。商品やパッケージなどに印刷された専用の読み取りコード「ARマーカー GnG CyberCode」に、アプリのカメラをかざすことで、ARマーカーに対応する各商品の産地や特長などの情報を閲覧できる。
生産者向けには、10秒程度のARアニメによる視覚効果とウェブサイトへのリンクから構成される「汎用パッケージ」と、購入回数に応じたメッセージ配信やクーポン情報など、よりリッチな産地情報を提供できる「カスタムパッケージ」の2種類を提供する。産地情報の登録はクウジットが担当する。
産地ARは、伊藤忠ファッションシステムが運営する「ifs未来研究所」の研究員であるプロダクトデザイナーの酒井俊彦氏と、ジャーナリスト/コンサルタントの林信行氏の自主研究から生まれ、クウジットが両氏とコラボする形でサービス化されたという。7月24日~8月1日まで、東京・青山のシーアイプラザにある「ifs未来研サロン」で、産地ARのコンセプトデモを体験可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」