FacebookとOculus VRは、20億ドルでの両社間の買収が完了したと述べた。これによって世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookは、民生エレクトロニクス業界に正面から参入することになる。
両社は米国時間7月21日の共同声明で、手を取り合って「次のコンピューティングプラットフォームを構築し、人々が通信する方法を再考する」ことを楽しみにしていると述べた。
「Rift」という仮想現実ヘッドセットを開発するOculusは、ビデオゲーム業界に到来すると見られる大転換の中心的存在であり、大規模企業から小規模企業にいたるまで多数の企業が同製品に対する新しいアプリケーションの開発を開始している。
Palmer Luckey氏が創設し、Brendan Iribe氏が統括する新興企業である同社は、Kickstarterプロジェクトとして2012年に始動し、開発者らにプロトタイプを出荷した。それ以来同社は、画像の高精細化やユーザーの動きを解釈するセンサの改良といった新機能によって、同プロトタイプを着実に更新してきた。
FacebookがOculusを買収したとき、Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、ビデオゲームを超えた可能性を見出していると述べた。「仮想現実はかつて、サイエンスフィクションの夢だった」と同氏はブログの投稿に記した。「しかし、インターネットもかつては夢だったし、コンピュータやスマートフォンもそうだった」(Zuckerberg氏ブログ)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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