日本音楽著作権協会(JASRAC)とドワンゴ・ユーザーエンタテインメント(due)は7月16日、札幌地方裁判所が同日付で「にこ☆さうんど♯」の運営者男性に対して、懲役3年、執行猶予4年、罰金500万円の有罪判決が言い渡したことを発表した。
にこ☆さうんど♯はニコニコ動画に公開されている動画をMP3ファイルに変換してダウンロード、ならびにストリーム配信を行っていたもの。専用のアプリケーションなどをインストールすることなく、ニコニコ動画の動画掲載ページURLを入力するだけで容易に変換・ダウンロードすることが可能となっていた。JASRACおよびdueの告訴により北海道警察本部サイバー犯罪対策課および北海道手稲警察署が、著作権法違反(公衆送信権および送信可能化権侵害)の疑いで5月8日に運営者を逮捕。その後札幌地方検察庁により5月28日に起訴されていた。
利用者数は20万人以上に及ぶとされ、大手広告サービスを通じてこれまでに約1億3000万円もの収益を得ていたことが警察の捜査によって明らかになっている。JASRACとdueは「悪質性は際立ったものであったため、今回の極めて厳しい判決になったものと考えられます」としている。
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