弁当やケータリング商品の宅配サービス「ごちクル」を運営するスターフェスティバル(スタフェス)は7月4日、オフィス用品通販のアスクルを引受先とする第三者割当増資および新株予約権付社債の発行などにより総額28億円を調達したと発表した。アスクルとの業務・資本提携契約締結は、法人向けサービスの強化と拡充に向けたものとしている。
ごちクルは、有名料理店や人気レストランの弁当やケータリング商品を宅配するサービス。スタフェスと製造卸メーカーによる共同開発のオリジナル商品も販売している。2009年7月の創業からこれまでに、提供商品600ブランド、6800種以上を取り揃え、累計で550万食を売り上げたという。
両社は今後、ごちクルをアスクルのサービスとして採用し、11月をめどに顧客に展開する。スタフェスの顧客基盤をスピーディに拡大させるのが狙いだ。一方アスクルは、同社の顧客に対して新サービスの提供が可能となる。
また、ごちクルの弁当を、アスクルの100%子会社であるBizexの配送サービスを活用し配送(同時配送も含む)することや、スタフェスの配送車の空き時間をアスクルのサービスに活用することにより、配送密度と配送効率を向上させ、両社のコストダウンを図る。今後早急にテストを開始し、効果を見ながら順次対象エリア・時間帯を拡大するとしている。
そのほか、アスクルのサービスをスタフェスのパートナーである外食産業従事者に展開することについて、提携上のシナジー効果が得られるかも検討するという。
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