オンキヨーは7月1日、ドルビーの新音響技術「Dolby Atmos」を搭載したAVアンプの体感会を実施した。開発中の「TX-NR3030」を用い、ホームシアターにおける立体音響を再現した。
Dolby Atmosは、現在映画館などで採用されている最新音響設備。左右と後方、天井にスピーカを取り付けることで、全方位から押し寄せてくるサラウンド感を得られる。
オンキヨーでは、6月に2014年夏モデルのAVアンプから順次Dolby Atmos対応にしていくことを発表。開発中のAVアンプ「TX-NR1030/3030」への搭載を予定している。従来の5.1/7.1/9.1chなどのシアターシステムに、天井へ1組または2組のスピーカを設置すれば、Dolby Atmosが再現できるとのこと。体験会では天井の埋め込み型スピーカを使用していた。
あわせて、天井にスピーカを設置しなくてもDolby Atmosのサウンドが楽しめる開発中のイネイブルド・スピーカも披露された。スピーカの上に小さめのスピーカが乗せられ、天井への反射を利用することで、天井にスピーカを設置したときと同じような効果が得られる。
同社では、すでに発売しているエントリークラスのAVアンプ「TX-NR636/838」を、ソフトウェアアップデートすることでDolby Atmos対応にすることも明らかにしている。
TX-NR636/838へのソフトウェアアップデートは9月を予定。今後はエントリーモデルから上級クラスまで、すべてのAVアンプをDolby Atmos対応にしていく。
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