シェルフィーは7月1日、飲食店を中心とした店舗のオーナーと内装デザイン会社をマッチングさせるサービス「SHELFY」を開始した。内装デザイン会社の選定から見積りの依頼までをワンストップで提供し、2014年内に登録者数300社、単月契約成立数80件、単月売上800万円を目指す。
SHELFYでは、これまでに店舗内装の施工事例の写真や費用のデータを公開し、店舗の内装工事において指標となる基準価格を提示。マッチングが成立した場合には、店内の写真を撮影するサービスを無料で提供する。また、8月にはコンペ機能も実装する予定。店舗オーナーは3~5社程度を指定し、見積もりとったうえで比較、検討できるという。
店舗オーナーの利用は無料で、シェルフィーによる当初の主要ターゲットは飲食店、美容院およびサロンの開業者。内装デザイン会社の利用は成約しないかぎり料金が発生しない成約報酬型となっており、成約した場合にはシェルフィーに10万円を支払う。
シェルフィーによれば、内装デザイン会社が仕事を得る方法は、総費用の10~30%の高い紹介手数料を不動産会社などに支払って仕事をもらうか、媒体に広告を載せるのが一般的。それらの費用は見積もりの金額に加算される場合が多く、結果的に発注者である店舗オーナーが不利益を被ることになっているという。
同社では今後、SHELFYを店舗オーナーだけでなく個人向けにも提供し、アジアを中心とする海外展開も視野に入れる。
シェルフィーは、ピクスタの元社員である呂俊輝(ロイ シュンキ)氏が6月10日に立ち上げた。呂氏はピクスタ入社前、漫画の翻訳・電子アプリ化事業を手がけるJapanMangaを創業した経歴を持つ。
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