ここでは、6月27日に報じられた主な海外ITニュースをまとめて紹介する。
Googleは、欧州連合(EU)で検索結果の一部削除を開始した。EUで認められた「忘れられる権利」に対応するためだ。同社は米国時間6月26日、The Wall Street Journal(WSJ)の取材に対し、検索結果の削除を開始したことを明らかにした。その前の晩には、同社サービス上の膨大なデータを選別し、特定の話題に触れる情報を消去するために、検索エンジンの技術インフラが変更されたという。
ポータブルビデオカメラを製造するGoProは同社株式の取引初日、自社が株式市場で上手くやれることを証明した。GoPro株価は米国時間6月26日、IPO価格を約31%上回る結果となった。創設10年になるGoProは25日、1株あたり21~24ドルという予想レンジの上限にあたる24ドルにIPO価格を設定した。この価格によってGoProはNASDAQ市場において「GPRO」というティッカーシンボルで上場した26日朝、企業価値が約30億ドルとなった。
「Opera Mini Version 8」がApple App Storeでリリースされた。UIが刷新され、「iOS 7」に合わせたフラットな外観になっている。また、サーバからアプリに送信されるデータを圧縮するための2つのモードを提供する。これは、ネットワーク使用量を削減する機能で、上限付きデータプランや低速ネットワークを利用しているユーザーは重宝する可能性がある。通信データ容量に上限のあるモバイルプランに加入している場合も、iOS端末に標準搭載されている「Safari」ブラウザの代わりにOperaのブラウザを使用すると良いかもしれない。
IBMの「x86」サーバ事業を買収するレノボの計画が、国家安全保障上の懸念で遅延している。The Wall Street Journal(WSJ)によると、米治安当局や対米外国投資委員会(Committee on Foreign Investment in the United States:CFIUS)は、買収が承認された場合に米国の国家安全保障に支障が生じる可能性があるとの懸念を示しているという。
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