オンラインラジオサービス「iHeartRadio」の登録ユーザー数が5000万人に達した。地上波ラジオ大手のClear Channelが提供する同サービスは、構築からわずか3年目で1つの節目を迎えた。
iHeartRadioの登録件数は、ウェブ上で最大のネットラジオを提供するライバルの「Pandora」よりも急速に伸びており、「Twitter」や「Facebook」と比べても同様だ。これは、音楽ストリーミングへの人気が高まっていることに加え、発展する同サービスの生みの親であるClear Channelのような大手が手がける宣伝力の大きさを反映している。
とはいえ、Clear Channelの最高経営責任者(CEO)であるBob Pittman氏によると、規模の大きさは必ずしもiHeartRadioの成功を保証するものではないという。Clear Channelは、全米に850のラジオ局を傘下に持つことで、月間リスナー数が2億4500万人と、ラジオ局の中でも最大規模のサービス範囲を実現している。
Pittman氏は米CNETとのインタビューで、「従来のメディア企業の歴史を振り返れば、影響力の大きさだけでは十分でない」と述べ、インターネットの歴史では、「飛躍はしない伝統的な企業」が成功する例がいくつもあるとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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