OracleがホスピタリティソフトウェアメーカーのMicros Systemsを買収することで合意に近づいている可能性があると、Bloombergが報じている。買収金額は50億ドル規模とみられる。
買収金額に関する憶測が正しければ、Oracleによる買収としては、2009年に57億ドルでSun Microsystemsを買収して以来、最大規模となる。
この買収は、Oracleがクラウドの取り組みを継続する姿勢の表れであるとともに、エンタープライズソフトウェア大手である同社のクラウド戦略に沿ったものだ。つまり、他社に先行するためには、できる限り多くの企業を買収するということだ。Bloombergが指摘したように、Oracleは過去10年間に500億ドル超を投じて約100社を買収している。
Oracleはクラウドゲーム分野に出遅れてきたが、同社最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏は、特に、同社の会計四半期決算で売上高の不振が続いていることから、クラウドコンピューティングの競合企業に対抗する取り組みを強化している。
Ellison氏は1月に開催されたCloudWorldイベントで、クラウドコンピューティングは同社に対して「追求すべき新たな市場をたくさん」与えてくれると述べており、社内的には現在の顧客や企業への対応を進めるため、営業基盤を強化しているところだと語っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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