「mypictr」は、TwitterやFacebookなどのSNSで使用するプロフィールの画像を、既存の写真から切り出すための画像加工サービスだ。サービスごとの定形サイズが登録されているので、SNSの名称をプルダウンメニューから選択するだけで、写真を適したサイズに切り抜くことができる。
使い方は簡単で、手持ちの写真をアップロードしたのち、プルダウンメニューからSNSなどのサービス名を選択。写真上に黄色い枠が表示されるので、写真左の拡大縮小バーでサイズを調節しつつ、切り抜きたい位置に黄色い枠を合わせて「pictrit」ボタンを押せば、切り抜かれた画像がダウンロードされる。あとはその画像を、SNSのプロフィール画像としてアップロードすればよい。
画像加工サービスとしての機能はトリミングのみで、明るさやコントラスト、色などの補正は一切できず、お世辞にも編集機能が豊富とは言い難いが、簡単な操作で切り出しが行え、かつSNS固有の画像サイズをいちいち調べる必要なくプルダウンメニューから選べるのは、作業の省力化という点ではメリットがある。例えば、SNSで使用しているプロフィール画像を新しい写真に差し替えたい場合、本サービスを使って1つの元画像から連続して切り出していける。SNS以外にもSkypeなどで使われる定型サイズも登録されている。
ただし現状ではこれら定型サイズの情報が古い場合があり、例えばFacebookは最新のサイズは180×180ピクセルなのだが、200×250ピクセルという過去の定形サイズが変更されないまま登録されてしまっている。手動で変更することは可能なのだが、このあたりはややいただけない。現状では切り抜きの容易さと、位置合わせなどの操作性の良さが中心のサービスということになるだろう。
もう1つのネックとして、ファイルサイズが大きい写真は最初のアップロードそのものが受け付けられないことが挙げられる。試した限りでは容量1Mバイト前後に可否のボーダーラインがあるようで、それよりも大きい写真はエラーが出てしまうため、現状ではユーザー自身が事前にリサイズするなど工夫して使うほかない。ニーズそのものは大きいと考えられるだけに、改善を期待したいところだ。
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