マカフィーは6月12日、ウェブページを検索する際、ウィルスやマルウェアの感染リスクがあると考えられるサッカー選手の調査結果を発表した。W杯 ブラジル大会に出場予定である選手のうち感染リスクが高い上位11人を「レッドカードクラブ」と名付け、検索時に注意するよう促している。
マカフィーによると、サイバー犯罪者は、世界で人気の高いスポーツや文化イベントへの関心の高さを利用し、消費者をマルウェアが仕込まれたウェブサイトに誘い込もうとする。同社は今回の調査で、ウェブサイトの安全性を評価する「McAfee SiteAdvisor(マカフィー サイトアドバイザー)」の機能を活用して、“動画”や“画像”などの頻出検索ワードとサッカー選手名とを組み合わせて検索した場合に危険なサイトを判断し、総合的な危険率を算出した。
調査結果によると、サイバー犯罪者が、ポルトガルのCristiano Ronaldo選手を使い、マルウェアの感染を目的としたウェブページに訪問者をおびき寄せる例が最も多いという。
Ronaldo選手に次いでリスクが高いのは、2位がアルゼンチンのLionel Messi選手、3位がスペインのIker Casillas選手、4位がブラジルのNeymar選手、5位がアルジェリアのKarim Ziani選手、6位がフランスのKarim Benzema選手、7位がブラジルのPaulinho選手、8位がウルグアイのEdinson Cavani選手、9位がスペインのFernando Torres選手、10位がベルギーのEden Hazard選手、11位がスペインのGerard Pique選手。
日本人サッカー選手で最も上位にランクインしたのは、50位の香川真司選手。次いで、本田圭佑選手が54位、柿谷曜一朗選手が75位、長友佑都選手が100位、清武弘嗣選手が107位、岡崎慎司選手が108位。
マカフィーでは、スクリーンセーバのダウンロードや、選手の“神業的な技術”を紹介するビデオが視聴できるとうたっているサイトを訪問した場合に、ファンたちは最も大きな危険を冒していると説明する。たとえば、Cristiano Ronaldo選手の最新コンテンツをインターネットで検索すると、3.7%以上の確率で、スパイウェアやアドウェア、スパム、フィッシング、ウイルスなどが存在すると判定されたウェブサイトにたどり着くという。
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