クラウドストレージを手がけるDropboxは、かつて「Google Chrome」の開発に携わったエンジニアたちが2011年に設立したBYOD(Bring Your Own Device:個人所有デバイスの業務利用)の新興企業、MobileSpanを買収した。これは、Dropboxが先ごろ実施したDroptalkの買収に続くもので、Dropboxが買収によって複数サービスからなるスイート版を築き上げる手法をとっているとの憶測に拍車がかかっている。
MobileSpanは、デスクトップ中心のシステムからデバイスを選ばない環境へ移行する企業の支援を専門としており、特にデバイスのセキュリティ確保に注力することで、企業が安全に使えるようにしている。こうしたサービスは、DropBoxがより大規模な企業にとって重要な存在になるべく自らを位置付けようとする中で役に立つだろう。
MobileSpanのウェブサイトにはナビゲーション機能がないため、一見、すでに運用を停止した印象を受ける。ただし同社は、主要なランディングページ上に掲載した発表文の中で、2014年末までに正式に運用を終了する予定だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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