NTTデータ、NTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェア、日本統計学会は6月9日、大規模公開オンライン講座「MOOC(Massive Open Online Course、ムーク)」のプラットフォーム「gacco(ガッコ)」を活用した、データサイエンティストの育成プロジェクトを開始したと発表した。
gaccoは、ドコモとナレッジ・スクウェアが共同で推進しており、サービスはナレッジ・スクウェアが提供している。今回のプロジェクトでは産官学が連携し、統計学の基礎的な概念からビジネスに役立つ実践的な応用までを学べる機会を提供。社会的ニーズが高まりつつあるデータサイエンティストの育成と輩出を目指す。
ドコモとナレッジ・スクウェアは、統計学講座を11月に開講予定。講座内容は、統計学会が統計検定を通じて体系化している統計教育質保証に沿うものであり、統計学会が推薦する複数の大学教授陣が講師を務めるという。また、このプロジェクトと同様に「データサイエンス力の高い人材育成」を掲げる総務省統計局も統計学会に協力し、公的統計の利用方法に関する講座を提供する。講座は随時追加し、データサイエンティスト育成に必要な統計学の要素を網羅する予定としている。
NTTデータは、人材育成や研修事業を手掛けるNTTデータユニバーシティを通じ、gaccoのオンライン講座と連携した反転学習型の研修を12月から提供予定。オンライン講座で統計学の基礎を学習したのち、反転学習でビジネスとしての活用方法や統計ソフトウェアを使った分析実習をすることで、実践的な知識の習得ができるという。
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