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ハイクラス女性のための転職サイト「ビズリーチ・ウーマン」--リアルの相談会も

藤井涼 (編集部)2014年05月30日 08時00分
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 「管理職を目指す女性と採用したい企業。双方のニーズを“可視化”するプラットフォームになる」――ハイクラス向けの転職サイト「ビズリーチ」を運営するビズリーチは、キャリア女性に特化した転職サイト「ビズリーチ・ウーマン」を公開した。管理職を目指す女性と、女性を積極的に採用したい企業のマッチングを目的としたサービスだ。

  • 「ビズリーチ・ウーマン」

 ビズリーチ・ウーマンは、基本的にはビズリーチと同様に職務経歴書を登録することで、約1900社の企業の求人に応募したり、スカウトメールを受け取って面接を受けたりできる。同社ではすでに1万6000人いるビズリーチの女性会員にも、ビズリーチ・ウーマンを提供する。求人情報の検索などは無料だが、実際に応募するなどのサービスを利用する場合には有料となる。

 女性会員や特別参画した約50社のニーズを汲み取った特別コンテンツも用意する。具体的には、各社が女性が活躍できるように取り入れている制度などを紹介するほか、実際に企業で活躍する女性社員を紹介。さらにオンラインだけで完結せず、女性会員が企業の人事担当者に実際に会って相談したり、同じ悩みを持つ女性同士が集まれるイベントも定期的に開催するとしている。

 同社によれば、これまで女性社員の比率が少なかった製造メーカーやIT企業が、より積極的に参画しているという。今後は、2015年5月末までにこの特別参画企業を300社まで増やし、2017年5月末までに女性会員数を10万人まで拡大させたいとしている。

  • 企業が直接、女性会員にコンタクトできる

  • 活躍する女性社員へのインタビュー

  • 当初は約50社が特別参画する。メーカーやIT企業の比率が高いという

企業と女性社員のニーズを「可視化」

 ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏によれば、ビズリーチ・ウーマンを提供するきっかけとなったのは2年前の2012年6月。大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)から相談を受け、共同でUSJの女性経営幹部を公募したところ、340人の応募があり、その中から3人を採用したという。

 また、安倍政権が2020年までに企業の女性管理職比率を30%にするという目標を掲げたことなども手伝って、ビズリーチに女性管理職を採用したいという企業からの問い合わせが増えたという。実際、ビズリーチの新規女性会員の比率も、2012年度と比べて3.5倍に増加しているそうだ。

 こうした現状がある一方で、同社には企業から女性管理職の候補者が社内に少ない、中途採用するにも適任者が見つからない、仮に採用してもすぐに活躍するのが難しいといった声が寄せられていた。また、キャリア女性側も、同性で社内に目指したい人がいない、転職するにも女性が働きやすい環境があるのか分からないといった悩みを抱えていることが分かったという。

  • 安倍政権は女性管理職比率の増加を掲げている

  • 企業では女性管理職候補を採用して育成したい

  • 女性会員には社内にロールモデルがいないという悩みも

 「企業は自分たちが何をやっているのかを知ってもらいたい。ビジネスウーマンの方々も、自分の会社以外が何をやっているかを知りたい。この選択肢と可能性を“可視化”するプラットフォームがいままでなかった」(南氏)。この双方のニーズに応えるために立ち上げたのがビズリーチ・ウーマンだと南氏は説明する。

多様化する働き方に合った転職サイトを

 同社は、ハイクラス向けの転職サイト「ビズリーチ」のほか、“アジア版ビズリーチ”であるグローバル転職サイト「RegionUP(リージョンアップ)」、20代のためのレコメンド型転職サイト「CAREERTREK(キャリアトレック)」などを手がけている。ここに新たに、ビズリーチ・ウーマンが加わった形だ。

  • ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏

 いくつもの転職サイトを立ち上げる狙いについて南氏は“働き方の多様化”を挙げる。「昔のように終身雇用、年功序列など、ただ1つの働き方ではない時代には、多様な働き方にあわせた形のサービスを作っていかなければいけない。1つ1つのニーズに対して、インターネットの力で一番効率的な課題解決をしてあげたい」(南氏)。

 ビズリーチでは今後も、さまざまなニーズに適した転職サービスを提供していきたいとしている。

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