モバイルOSを開発する際、その過程で開発者が参照できる何らかの道しるべがあれば役に立つはずだ。Googleはそのためだけに「Nexus」シリーズを発売した。一方、Mozillaの「Firefox OS」については、米国時間5月27日にリファレンス端末「Flame」の事前予約受付が開始され、これが開発者の手に届くところまでまた一歩近づいた。
Flameは全世界で入手できる初めてのFirefox OS向けリファレンス端末で、2月のMobile World Congressで初めて発表された。ユーザーは5月27日~6月10日の期間、EコマースサイトEverbuying.comでFlameを170ドルで予約注文できる(ただし日本は出荷対象地域から除外されている)。このスマートフォンは6月30日までに出荷される予定で、注文後、ユーザーの手元に届くまでには約4週間かかる。
FlameはQualcommの1.2GHzデュアルコアプロセッサ「MSM8210 Snapdragon」を搭載し、4.5インチのFWVGA(854×480ピクセル)ディスプレイ、オートフォーカス機能とフラッシュを備えた5メガピクセルの背面カメラ、2メガピクセルの前面カメラを備える。ストレージは8Gバイトで、RAMは256Mバイト~1Gバイトの範囲でカスタマイズ可能だ。さらに近距離無線通信(NFC)をサポートするほか、デュアルSIMカードスロット、Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth 3.0に対応し、Micro-USBで充電するバッテリ容量は1800mAhとなっている。また、GSM方式の4周波数帯(850/900/1800/1900 MHz)に対応する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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