Grouponは米国時間5月19日、タブレットをベースとした新プラットフォーム「Gnome」を発表した。Gnomeは、地元商店が事業をより効率的に運営し、顧客をより良く理解するためのツール群を提供する。
Gnomeはタブレットを使用するため、商店は、Grouponユーザーが店舗に入ると直ちに認識でき、Grouponを使った割引をシームレスに処理できる。また、シンプルなPOSシステムやクレジットカード決済処理サービスを使うことで時間と費用を節約できる。Grouponは、Gnomeを「QuickBooks」や「Xero」といった会計ソフトウェアと早い時期に統合するとともに、CRMツール一式を提供することを予定している。これらのツールでは、購入履歴に基づいての販売キャンペーンのカスタマイズ、ソーシャルメディアで得られた顧客からのフィードバックの共有、顧客からの問い合わせやコメントへの対応などが可能になる。
Grouponの最高経営責任者(CEO)Eric Lefkofsky氏は、「Gnomeは、驚くべき技術の一端であり、当社顧客の商店がウェブに接続され、店舗を訪れる各顧客と関係性を確立するのを支援する」と声明で述べている。「完成した際にGnomeは、商店が全事業を運営するためのOSとして機能し、商店が顧客を最も必要としている時に呼び込んでくれるリアルタイムのプロモーションを作成する能力を与えてくれるようになる」(Lefkofsky氏)
Gnomeには主に次のような機能が含まれる。
Gnomeは提供がすでに開始されており、今後数カ月にわたって多くの商店に順次提供される予定だとGrouponは述べている。
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