「Google Glass」で医師の業務が向上するかを確認しようと、複数の医療機関が同デバイスのテストを既に実施している。だが、カリフォルニア大学アーバイン校の医学部はさらに一歩先を行き、Google Glassを学生に提供する。
アーバイン校は、Glassを4年間のカリキュラムで本格的に採用する医学部としては初となる。同校の1~2年生は、解剖や臨床技術のコースで同デバイスを使用し、3~4年生は病院実習の際にGlassを着用する予定だ。
同校医学部の学長であるRalph V. Clayman博士は声明で、「私は、デジタル技術によって、当校がより影響力のある的確な臨床学習体験を学生に提供することができると確信している」と述べた。
一般の人々は、顔にコンピュータを装着するというアイデアについてまだ決断しかねているようだが、いくつかの業務分野ではウェアラブルを便利な資産として捉えている。医療では、医者が手を使ってファイルを探したり、コンピュータで検索したり、あるいはタブレットで事実を調べたりする必要がなくなる。首の上下動やまばたきだけで、医者は患者のそばを離れることなく、必要なリアルタイムの情報を手に入れることができるようになる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス