5月15日、パイオニアがAV機器事業の売却を検討していると、一部のメディアが報じた。これに対しパイオニアは「当社のホームAV事業の売却に関する一部報道があったが、これは、当社が発表したものではない」とコメントしている。
報道によると、売却先として船井電機の名前が挙げられており、夏頃の合意を目指すとしている。
同社では「ホームAV事業の抜本的に見直しについて、子会社株式の一部売却を含めた協業等、様々な選択肢を考慮し検討しているが、特定の相手との間で決定した事実はない」と言う。
5月12日に発表された2014年3月期通期の連結業績によると、売上高は前期比10.2%増の4981億円、営業利益が同86.2%増の112億円、経常利益が同6.3倍の51億円、当期純利益が5億円と増収増益を実現。当期純利益に関しては計画通り5億円を達成した。
ホームAV事業にあたるホームエレクトロニクス分野の売上高は前期比13%増の1080億円、営業利益は28億円の赤字から1億円の黒字化を達成している。
ホームエレクトロニクス事業では、DJ機器が好調に推移しているが、光ディスクドライブ関連製品はここ数年厳しい環境が続いており、減収要因となっている。
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