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ATOMIC FLOYDが「SuperDarts Titanium」で見せたこだわりと新たな試み

加納恵 (編集部)2014年05月13日 15時58分
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航空宇宙グレードのチタンを採用する理由

  • 「SuperDarts Titanium+Remote」

 英国のヘッドホンブランド「ATOMIC FLOYD(アトミック フロイド)」が6月に発売する「SuperDarts Titanium+Remote」は、ハイブリッドドライバを航空宇宙グレードのチタンで仕上げたハイグレードモデルだ。少数精鋭のラインアップでロングセラーモデルを手がけてきた同社が満を持して放つ新モデルには、どんな性能と音へのこだわりが詰まっているのだろうか。

 ATOMIC FLOYDは、2008年に英国で誕生したヘッドホンブランド。メタルハウジングやケブラー素材を用いたケーブルが特徴で、ダイナミック型からバランスドアーマチュア型、ハイブリッドモデルまでをそろえる。

 新たに発表されたSuperDarts Titanium+Remoteは、すでに発売されている「SuperDarts+Remote」のチタンバージョンだ。しかしその中味はハウジングの素材を変更しただけにとどまらない、ハイクオリティな仕上がりになっている。

  • ATOMIC FLOYDのFounderであるJames Strong氏

 FounderのJames Strong(ジェームズ・ストロング)氏は「チタンを採用している製品は数多くあるが、私たちがこだわったのは100%チタンであること。チタンカラーやチタンコーティングではなく、航空宇宙製品にも使用されているのと同様の航空宇宙グレードのチタンを採用している」とこだわりを語る。

  • メタルハウジングを使用した「SuperDarts+Remote」

 ATOMIC FLOYDでは、創業当初からハウジングの素材にメタルを使用してきた。メタルハウジングは、耐久性はもちろん薄く加工できるためハウジング内の空間を広く確保できる。また音が漏れにくいこともメリットの1つだ。Strong氏は「チタンは大変傷に強く、薄く加工することも容易だ。何より軽量のため、従来モデルに比べ半分程度の重量に抑えられた」とその実力を説明する。

 ハウジング部の軽量化は装着感にも改善をもたらした。メタルハウジングはその本体重量から耳に差し込むと若干下がってしまうことがあったが、SuperDarts Titaniumは、ハウジング部が下がらず耳にまっすぐ差し込める。「耳へのフィット感がいいほど音はよくなる。チタンという軽量な素材を使うことで、音の改善につながった」(Strong氏)という。

ドンシャリのシャリ感を少し抑えた柔らかい音色

  • 外観のデザインはSuperDarts+Remoteと同様

 ハウジング内部には、9mmのネオジムダイナミックドライバとバランスドアーマチュアドライバを1基ずつ搭載し、その構成はSuperDarts+Remoteと同様だ。今回ダイナミックドライバは従来と同じものを使用しているが、バランスドアーマチュアドライバは新たに調整を加えた。

 「SuperDarts Titaniumは、低音をダイナミック、中高音をバランスドアーマチュアで再生している。今回目指したのは低、中、高域すべてを自然な音として提供すること。そのため中高域を担うバランスドアーマチュアをチューニングし直し、ドンシャリのシャリ感を少し抑え、柔らかい音に仕上げた。これにより立体感や奥行き感がかなり出ていると思う」(Strong氏)とチューニングの変化を話す。

  • マイク付きリモコンもチタン製

 SuperDarts Titaniumにはチタンハウジングのほかにも、新たな試みが多数盛り込まれている。その1つが従来レッドを使用していたボディカラーをブラックに変更したことだ。Strong氏はブラックカラーを「高級感があり派手ではない」とし、ハイエンドモデルにふさわしいカラーリングと表現する。また、イヤーチップにコンプライを同梱するのも初めてだ。「イヤーチップはユーザーによって好みが大きく別れる部分なので、シリコン製とコンプライの両方を同梱し、選んでもらえるようにした」と説明した。

 今後ATOMIC FLOYDが目指すのは音の“Clarity(クラリティ)”だ。音色の清澄などの意味を持つこのClarityを出すことは非常に難しいとStrong氏は言う。「楽器の各音がきちんと聞き分けられる、正確な音を出していきたい。この部分を強化していくと音に奥行き感が出てくる。この部分を今までないほど上げていきたい」と今後の音作りを表現した。

 

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