電子マネーカードの履歴を読みとりCSV出力できるアプリ「EMoneyReader」

アプリ名:EMoneyReader(ver.2.5.0)
金額:無料(5月3日時点)
カテゴリ:ツール
開発:dotbash
使用端末:Nexus 5
おすすめ度:★★★★★

 「EMoneyReader」は、電子マネーカードをかざすことで、利用履歴を読みとることができるアプリだ。履歴はCSVファイルで書き出せるので、利用記録の保存および交通費の精算などに威力を発揮する。

 このアプリはNFCを使ってカードから情報を読みとる。使い方は簡単で、アプリを起動し、カードの上にかざすだけ。入出金のデータが読みとられ、画面上に明細が表示される。対応するマネーカードはSuica、PASMO、ICOCA、PiTaPa、TOICAといった交通系カードに加え、楽天Edy、nanaco、WAONと幅広い。

  • NFCを使ってカードから情報を読みとる。アプリを表示した状態でカードに端末を近づければ数秒も待たずに読みとりが完了する

 同種アプリと比べた際の本アプリの強みは、合計額だけではなく1件ごとの明細が読みとれることだ。また鉄道会社名のほかに路線名が表示できるのも、他のアプリと比較した場合の強みと言える。

 また読みとったデータは画面上で閲覧する以外に、CSVファイルとしてメールやオンラインストレージに書き出すことができる。外回りのスタッフが交通費の精算をするのに便利なのはもちろん、家計簿をつけたり、あるいは確定申告でカードの利用明細をまとめるにあたって、手動で入力する必要がなくなる。ただし直近20件しかデータを保持しないSuicaのようなカードもあるので、それらのカードはこまめに外部に書き出し、履歴が漏れないようにする必要がある。

 画面上に表示されるデータが表形式ではなく、ひとつひとつのデータがブロックに囲まれて表示されるため一覧性に乏しいのと、同種アプリの一部が対応している曜日表示をサポートしないのがマイナスだが、路線表示と外部書き出しに対応していることはそれらを補ってお釣りがくる。なお環境によっては、Excelで開いた際にCSVファイルが文字化けすることがあるので、その場合はほかのソフトで文字コードを変換してから利用するとよいだろう。

  • 読みとられた利用履歴データ。上部には合計額が表示される。各履歴に路線が表示されるのは同種アプリと比べた際の強みだ

  • 共有メニューを経由することで、メール添付やDropboxなどへのCSVデータの書き出しができる

  • 書き出したCSVデータをメールに添付しているところ。ファイル名に日付がつくので過去のファイルを上書きする心配が少ないのはありがたい

>>「EMoneyReader」のダウンロードはこちらから

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