業務の効率を上げるべく、評判になっていたウェブサービスを試してみようとしたが、どれだけ探してもサービスの所在が見つからない──こうした失敗は、ビジネスシーンではよくありがちだ。面倒な業務を効率的に片付けるウェブサービスは、いつでも使える状態にキープしておいてこそ、いざという時に役に立つというものだろう。
今回は、「フロー図の作成」「PDFへのテキスト記入」「デスクトップの録画」「ガントチャートの作成」「フォーマット変換」など、ビジネスシーンの「面倒」や「手間」を解決するウェブサービスを厳選して9個まとめて紹介する。いずれも無料で利用できるうえ、ブラウザ上で動作するためインストールが不要なのもメリットだ。新年度がスタートして1カ月が経過した今、これらのサービスの中で日々の業務に役立ちそうなものはURLを控えておき、何かあればすぐに使えるようにしておくとよいだろう。
なお、企業や団体によってはセキュリティなどの関係上、こうしたウェブサービスの利用自体がNGというケースも多いはずなので、業務利用にあたっては必ず事前に確認を取るよう心がけてほしい。また情報収集系のツールについては、前回紹介した「『今何時?』から『IPアドレスは?』まで一気に解決する情報収集補助ツール9選」でも紹介しているので、あわせて参考にしていただきたい。
「PDFescape」は、PDFをオンラインで加工できるサービス。PDFへの日本語での記入に対応しているので、印刷せずにフォームに必要事項を書き込める。また注釈やハイライトの追加や、ページの並び替えや削除、回転、トリミング、パスワード追加などの編集もできる。
「Cacoo」は、フローチャートや機器構成図、ワイヤフレームやUMLをオンラインで作成できるサービス。目的ごとにさまざまな図形やコネクタが用意されており、ドラッグ&ドロップで見栄えのいい図を作成し、画像データとしてビジネス文書に貼り付けて利用できる。
「日本語文章校正ツール」は、日本語で不適切な表現をワンクリックで確認できるサービス。対象のテキストデータをコピペしてチェックボタンを押すだけで、誤字や誤変換の指摘のほか、固有名詞の表記、ら抜き言葉や環境依存文字などをチェックできる。
「ずるっこ!」は、英語のウェブサイトを読み込み、日本語のルビを表示してくれるサービス。ルビをつけたい英文ページのURLをコピーして変換を実行するだけで、元ページの英単語の上に日本語ルビが入った状態で表示されるので、全文訳せずに大意を把握できる。
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