ドワンゴとニワンゴは5月1日、「ニコニコ静画」の投稿イラストをグッズ化して販売できるオンデマンドグッズ通販サービス「ニコニコ静画の印刷工房(β版)」を開始したと発表した。Tシャツや抱き枕カバーなど、商品化されたグッズ売り上げの10%がユーザー(イラスト投稿主)に分配される。グッズ製造会社の大英グループとの共同企画として実現したという。
ニコニコ静画は、イラストやマンガを投稿したり、電子書籍にコメントを付けたりできるサービス。今回の通販サービスを利用することで、イラスト投稿主はニコニコ静画に投稿したイラストをグッズ化し、「ニコニコ静画の印刷工房」でオンデマンド販売できる。
申請できるグッズとサイトでの価格は、Tシャツ(3500円)、スマートフォンケース(3500円)、枕カバー(3500円)、クッションカバー(3500円)、抱き枕カバー(1万3000円)、タペストリー(サイズによって3500円~9000円)、マイクロファイバータオル(4500円)、ベッドシーツカバー(1万6000円)など。
申請はニコニコ静画サイト内から可能で、ドワンゴによる審査を通過したイラストのみグッズ販売できる。申請の条件は、niconicoのアカウントを有した20歳以上で、イラストがオリジナルのものであること。販売開始後は受注生産となるため、在庫を持つことなく1個単位で販売できるという。
ドワンゴによると、テスト運用となるβ版では、登録申請イラストは一定の条件(閲覧数/投稿カテゴリなど)をクリアしたものから受け付けるという。また、現時点でR15作品は受け付けないが、将来的には規約に反していないものはすべて申請できるようにするとしている。
なお、グッズ販売サイトでは、niconicoのアカウントとは別にアカウントを取得する必要がある。グッズ化の申請は5月1日から受け付け、出来上がったグッズは5月14日からの販売予定だ。
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