スタディプラスは5月1日、学習管理プラットフォーム「Studyplus」の連携用API「StudyplusAPI」を一般公開したと発表した。今後はWeb APIも公開する予定で、年内に100以上の教育、学習系サービスとの連携を目指す。また同日より、StudyplusAPIを利用した英単語学習アプリ「ラーニングドラゴン英単語 3300」のiOS版を提供する。
Studyplusは、勉強の記録を取ったり共有したりすることで、人とつながれるソーシャルラーニングサービス。勉強のログを必ずしも公開する必要はないが、公開して同じ目的を持つ仲間ができると勉強の励みになって長続きし、目標を達成しやすくなる可能性が高い。FacebookやTwitterと連携することで、Studyplus以外のSNSにも記録を投稿して共有できる。なお、現在の利用者数は40万人強とのこと。
StudyplusAPIを利用することによるデベロッパのメリットは、Studyplus内での連携教材アプリの勉強記録が増え、他のユーザーに対する露出を増やせること。API利用は無料で、Studyplusのアプリにおいて「Studyplus 連携教材」という枠が提供される。一方ユーザーは、Studyplusのアプリを起動することなく、自動的にその教材アプリでの勉強時間、勉強量を記録できるようになる。
同社によると、一般公開に先行し、App Storeで人気の「本気で英会話!ペラペラ英語」(appArray)や「英単語ターゲット 1900(5訂版)」(物書堂)、「zuknow」(BizReach)など、すでに13個の教材アプリにStudyplusAPIを組み込んでいるという。
同日に公開されたラーニングドラゴン英単語 3300は、API利用のモデルケースとしてスタディプラスが自社開発した。ゲーム感覚で英単語を学べるのが特長で、頻出の3300単語を収録している。なお、無料版で遊べるのは200単語までで、それ以降は月額500円がかかる。
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