さて、前述のように13人をプロデュースできるといっても、いきなり全員選べるわけではなく、徐々に増えていく形であり、始まりの1歩は1人からだ。筆者が誰を選ぶかといえば、当然、双海亜美と真美の双子姉妹だ。お気に入りとなった経緯はアーケード版のロケテストのときにタッチパネルで……というのは「ミリオンライブ!」インプレッションで書いた。当時の持ち歌の「ポジティブ!」で……というのもiOS版「シャイニーフェスタ」インプレションで書いた。とにかく、最近ボイス付き小説アプリ「ボイノベ」化が発表された、劇中劇の「無尽合体キサラギ」のロボット「キサラギ」ぐらいに鉄板だと思っていただけたら幸いだ。
本作では2人をそれぞれプロデュースすることができる。世界観は作品によってパラレルなところがあるが、過去を振り返ればアイドルマスターの初期作では、双子の利点を生かし2人が交代しながら双海亜美として活動をしていた。アイドルマスター2ではユニット「竜宮小町」のメンバーとなった亜美は、プロデュースを秋月律子に任せ、真美のプロデュースに専念することとなった。したがって、内心は「両方プロデュースできたらいいのに」と思いつつも、選択に迷う必要がなかった。
しかし、今回はどちらかを選択できる。裏を返せば、それは「選択しなければならない」ということ。いざその現実に直面するとかなり悩むところだが、「ポジティブ!」の歌詞にあるように悩んでも仕方がないので、今回は掲載時点で“ググって”検索結果数の多かった亜美で進めることにした。前回プロデュースできなかったから楽しみだったというのももちろんある。
亜美は双海姉妹の妹。よく「亜美・真美」と書かれるため亜美がお姉さんのように思われがちだが、真美が姉で亜美が妹となっている。2人でいるときはこちらから見て主に左側に位置し、右側の髪を短く縛っている。ちなみに真美いわく「双海姉妹のカワイイ系!まぶしすぎる美女」だそうだ。ものすごく目立ちたいのがよくわかるフレーズのようにも思う。
元気で活発なイメージの強い亜美ではあるが、あいさつをすると亜美らしからぬ“ある人”のまねのように上から目線でプロデューサーに迫ってくる。それはそれでかわいらしいのだが、なんだか焦りすぎのようにも見える。そこまでするほど必死なのは、亜美自身が注目を集めたのが、真美とともに双子のアイドルとしてデビューすると発表したときだけ。それ以降は注目が集まらずに落ち込んでいる状態が続いていた。そのため、発表時以上のビッグニュースで世間を騒がせるためにトップアイドルを目指すというのは、どこか本末転倒な気もするが、そこが亜美らしい感じだ。
序盤ではわがままなことを言ったり、プレッシャーから弱気な一面を見せつつも、プロデューサーの言葉に従ってアイドルのお仕事をこなしていく姿が描かれている。そこからどんな形で成長していくのかは、本編でのお楽しみ。
ちなみに、冒頭では始めのひとりを選択しなければならなかったが、実際にはかなり早い段階で2人目のプロデュースも可能となりパートナーとして加えられる。も筆者は迷う必要もなく真美を選択したことは付け加えておきたい。
本作の発売が間近となっているなか、発売日からDLC(ダウンロードコンテンツ)が配信されることが発表されている。なかでも注目なのが、ソーシャルゲームとして展開している「アイドルマスター シンデレラガールズ」と「アイドルマスター ミリオンライブ!」に登場するアイドルたちがスペシャルゲストとして登場すること。初の3Dモデル化で専用の衣装を纏い、専用のソロ曲とともに歌声とダンスを楽しむことができる。本作で搭載されるステージ鑑賞モードで「S4U!モード」で見ることができるほか、ゲーム本編中でも特別なお仕事が発生し、そこにライバルアイドルとして登場する。
公開されているのは、シンデレラガールズから神崎蘭子とミリオンライブ!のミリオンスターズから箱崎星梨花の2人。今後も毎月配信される予定のDLCとともに、続々と登場するとしている。どのアイドルが登場するのかはお楽しみだが、筆者としては、シンデレラガールズでサービス開始時期から登場しているにもかかわらず、いまだにボイスが付いていないお気に入りのアイドルだったり、ミリオンスターズのお気に入りである木下ひなたが登場するのかどうかが気になるところだ。
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス