きちんとマーケティングをしたはずなのに、思ったように売れない、という話はよく聞くだろう。マーケティングの手法に限ってその原因を追及するならば、やり方が間違っていたと言わざるを得ない。本書では、今後必要とされる本当のマーケティングについて、具体的な事例も豊富に交えて解説しており、これまでのマーケティングを見直すきっかけになるのではないか。
企業があるモノを売りたいと思ったとき、単にそのモノの良さをアピールするだけではだめなのだろうか? 答えは「ダメ」なのである。なぜダメなのか。目指したいのは、瞬間的な売り上げ増ではなく、売れ続けることであり、そのためには適切なマーケティングに基づいた「しかけ」が必要なのだ。では、適切なマーケティングとは何か。それは、コミュニケーション活動から、事業全体の活動までを包括的にマネジメントするIMC(Integrated Marketing Communication:統合型マーケティング)であり、そこには、高度な知識を持つプロのCMO(Chief Marketing Officer:マーケティング最高責任者)が必要だ。
本書では、IMCとは何なのか、IMCの実際が理論だけではなく、インタビューのやり方や仮説の検証プロセスまで丹念に説明されている。目指すところが、はじめの一歩から、最終目標まで分かりやすく書かれているため、マーケティングの専門家だけではなく、マーケティングに関わるどの立場の人でも理解できるだろう。今必要なマーケティングがなんなのか、全体像を素早く知りたい人にお勧めだ。
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