UPDATE Nikeは、ウェアラブルハードウェアに関する取り組みを終了する準備を進めている。同社は今週、フィットネストラッカー「FuelBand」の開発を担当するチームの大部分を解雇したと、この件に詳しい情報筋が米CNETに語った。
「ペースの早いグローバル事業として、われわれは、リソースを事業の優先順位に合うよう継続的に調整している」とNikeの広報担当者であるBrian Strong氏は、電子メールの中で述べた。「Digital Sportの優先順位が変わるにつれ、われわれはチーム内に変更を加えていく予定であり、少数のレイオフがあるだろう。個別の雇用に関する問題についてはコメントしない」(Strong氏)
同社は米国時間4月17日、70名からなるハードウェアチームのメンバーに人員削減を伝えた。このチームは、より大規模でテクノロジに注力している約200名で構成されるDigital Sport部門の一部である。従業員の約30名は、Nikeの香港オフィスに勤務しており、残りのメンバーは、オレゴン州ビーバートンにある本社に勤務している。
NikeのDigital Sportハードウェアチームは、インダストリアルデザイン、製造作業、電気的および機械的なハードウェアエンジニアリング、ソフトウェアインターフェースデザインという分野を中心に扱ってきた。製品には、FuelBandだけでなく「Nike+」スポーツウォッチのほか、より周辺的なスポーツに特化した取り組みなどが含まれていた。
70名の従業員のうち、約70~80%に相当する55名もの従業員が解雇されたと情報筋は述べた。同情報筋は、この情報が機密事項であることから、匿名とすることを求めている。一部の従業員は、5月末までNikeにとどまる予定だ。Nikeの他の部門に加わるための内部的な採用があったとしても、現在の従業員のどの程度がその対象となったかは明らかになっていない。ウェブソフトウェアを担当するNike Digital Techには影響がなかった。
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