ソニーは4月14日、ワイヤレスサブウーファを採用したサウンドバータイプの「HT-CT370」(CT370)を含む、ホームシアターモデル4機種を発表した。
発表されたのはバータイプのCT370、ソニー初の台座タイプ「HT-XT1」(XT1)、ゲーム機と親和性の高い「HT-IV300」(IV300)、2013年8月に発売された5.1chサラウンドシステム「BDV-N1WL」のブラックモデル「BDV-N1B」(N1B)の4機種になる。
CT370は、60mmのスピーカユニットを2つ内蔵したバータイプスピーカとワイヤレスサブウーファをセットにしたシステムだ。スピーカユニットにはディフューザを備えた新機構で、音の拡散性を向上。ミドルクラスのモデルながら広がり感ある音を再生する。
サブウーファは2.4GHzのワイヤレス接続で、タテ、ヨコ置きに対応。サイズは高さ135mm×幅361.5mm×奥行き394mmで、重量約7kg。ソニーでは、Bluetoothによるワイヤレス再生と合わせてダブルワイヤレスモデルと位置づけている。店頭想定税別価格は3万7000円前後になる。
CT370とXT1は、4K信号のパススルーができるHDMI ver.2.0に対応。HDMI入力は3系統、出力は1系統を装備する。独自の「ClearAudio+」モードにより、低域から高域までソニーが推奨する音を簡単操作で再生可能だ。
サウンドモードは、ClearAudio+のほか、スタンダード、ムービー、ゲーム、ミュージック、ポータブルオーディオエンハンサー、スポーツを装備。人の声が聞き取りやすい「ボイスアップ」も備えることで、ニュースやドラマなどの視聴にも最適としている。
IV300は、サブウーファとコンパクトサイズのフロントスピーカ、リアスピーカ、センタースピーカ、アンプから構成された5.1chシステムだ。フロント、リアにスピーカを配置した「リアル5.1ch」のほか、リアスピーカをフロントスピーカに重ね置きした「オールフロント5.1ch」、センタースピーカを外し、リアスピーカを重ね置きした「オールフロント4.1ch」など、環境に応じて多彩な設置バリエーションを用意している。
ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナーの意見を反映した「ゲーム」モードは、空間表現とセリフの定位感を重視した専用チューニング。映像と音声の出力のズレも細かく補正できる。
スピーカは、高さ100mm×幅114mm×奥行き102mmで、重量約0.41kgのコンパクトサイズ。六角形の筺体デザインにより、水平方向、30度上向きなど、角度調整にも対応する。店頭想定税別価格は3万2000円前後。
N1Bは、ディスクプレーヤー内蔵アンプと5つの磁性流体スピーカ、サブウーファ、レシーバから構成されるサラウンドシステム。アンプとレシーバを2.4GHz帯でワイヤレス伝送し、リアスピーカはレシーバと接続することで配線を簡略化した。ホワイトモデルには青色のLEDが点る「イルミネーション機能」が搭載されているが、ブラックモデルはホームシアター内に沈み込ませるようなカラーコンセプトのため、非搭載となっている。店頭想定税別価格は5万7000円前後。
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