テクノロジ業界の著名人3人が、人工知能分野で大きな一歩を踏み出そうとしている企業に対し、多額の出資をした。
Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏、Facebookの共同創設者Mark Zuckerberg氏、俳優でベンチャーキャピタリストのAshton Kutcher氏はこのほど、ヒトの大脳新皮質を研究し、その機能をコンピュータコードに変換することを目指しているVicariousに対し、4000万ドルを出資した。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間3月21日に報じた。
大脳新皮質はヒトとして生きる上で不可欠な部位として、思考、視覚、運動などさまざまな活動を司る働きを持つ。Vicariousの共同創設者であるScott Phoenix氏は、WSJとのインタビューで、同社の目標が「人間のように思考するコンピュータ」を構築することだと述べた。
Vicariousは、テクノロジ業界に広がるロボティクスと人工知能に対するより大規模な取り組みに加わっている。GoogleやAmazonをはじめとする多くの大企業がロボティクスの活用を視野に入れており、Googleは特に人工知能の向上に関心を示している。
Vicariousは、人間のように思考するロボットの作製という目標を達成するのにどの程度の期間がかかるのかを明らかにしていないが、その実現は単なる時間の問題だと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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