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デザインなど細かに変更されたiOS 7.1、米国のスマホ市場--松村太郎のApple一気読み

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 3月10日~3月16日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。

SXSWに合わせて、iTunes Festivalを開催
SXSWに合わせて、iTunes Festivalを開催

 Appleは3月11~15日、テキサス州オースティンで開催されている音楽・映画・インタラクティブの祭典SXSWに合わせて、iTunes Festivalを開催した。ColdplayやSoundgardenなどのアーティストによるスペシャルライブが行われた。ロンドンで毎年9月に行われる同イベントと同様に、世界中のiPhone、iPad、Apple TV、そしてiTunesユーザーがライブ試聴できた。

 Appleはテレビに関しての取り組みが噂され、テレビそのものをリリースするかどうかも不透明だが、規模の小さなライブイベントの中継という既存のテレビがカバーできない領域について、繰り返しテストしているようにも見える。2014年の展開が楽しみだ。

 それでは、先週のニュースを振り返っていこう。

米国スマートフォン市場、引き続きAppleがトップ

 コムスコアの調査によると、2014年1月までの3カ月間に、AppleのiPhoneが米国市場におけるスマートフォンメーカーシェアとして41.6%を獲得し、2013年10月に行われた前回の調査である40.6%を上回った。しかしOSプラットホームでは、iPhoneしかないAppleが41.6%と同じであるのに対し、Androidは51.7%を獲得している。

 いずれにしても、AppleとGoogleのモバイルプラットホームによって、米国の市場シェアの大半が占められている状況に変わりはない。世界を広く見渡すと、Androidのシェアは圧倒的であるが、先進国市場ではシェアの異質化が起きている。

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iOS 7.1リリース、デザインなど細かに変更

 AppleはiOS 7.1をリリースした。iOS 7は、それまでのデザインを一新し、よりシンプルでフラット、そしてカラフルなデザインを採用した。同時に、視差効果やアニメーションなども新たにしている。iOS 7.1は初めてのマイナーチェンジとなるが、iOS 7で新たに導入したデザインの細部について、微調整が進んでいる。

 まず喜ばしいのはアニメーション速度が上がり、より素早く操作ができるようになった点だ。これで画面をタップしてアニメーションが終わり反応するまでの無駄な一瞬を待たずに済む。また壁紙の視差効果の有無や配色の濃淡、ボタンに輪郭を付けるなど、カスタマイズ性も高めている。

 カメラ機能にはHDR自動という撮影モードが追加され、必要に応じて自動的にHDRを適用する写真が撮影できるようになった。常時、HDR自動をONにしておいても良さそうだ。また後述のCar Playも、iOS 7.1からの対応となっている。

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Car Playとトヨタ

 Car PlayはAppleがジュネーブの自動車ショーに合わせてアナウンスした「iOS in the Car」の新しい名称で、前述のiOS 7.1からサポートしている。車載器にiPhoneをUSB-Lightningケーブルで接続すると、iPhoneの画面がロックされ、車載器のディスプレイからiPhoneを操作することになる。通話、メッセージ、ナビ、音楽アプリなど、運転中に支障がない機能を、音声入力や車載器のタッチディスプレイ、コマンダーなどから操作する。

 トヨタも、Car Play対応メーカーに名を連ねており、トヨタの英国のブログで2015年から搭載するという記載があった。しかし同サイトはこれを訂正し、搭載予定時期を未定としている。

 自動車の買い換えサイクルはスマートフォンほど早くなく、USBポートやBluetoothが標準的に搭載されるまでに10年以上の歳月をかけていることを考えれば、緩やかにCar Play対応車種が広がっていくことが考えられる。ただ、自動車メーカーはメーカー標準のナビよりも安く実装できることもあり、顧客のニーズが高まれば、より早く普及するかもしれない。

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地図

 iPhoneを自動車の中で利用するCar Playの要は、なんといってもナビゲーションだ。そのナビの性能は、地図アプリにかかっている。AppleはiOS 6でGoogleマップを捨て、独自の地図アプリを披露した。iOS 5で導入したSiri、iOS 6で導入した独自の地図は、Car Playに向けた布石であったとふりかえることができる。

 しかし現在の地図は、やはりGoogle Mapsと比較して不十分だ。例えばナビゲーション機能でも、立体的な構造を把握した案内をしてくれなかったり、徒歩移動の場合の公共交通機関の案内には対応していない。もっとも、バスや電車のナビゲーションは自動車のナビには関係がないが、少なくともGoogle Maps並の充実度まで、その性能を引き上げたいところだ。

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