「Firefox 28」がリリースされた。今回のアップデートでは、同ブラウザをプラグイン不要の最新メディア再生ツールに対応させるため、目に見えない部分を中心に改良が施されている。
「WebM」での「VP9」ビデオデコーディングおよび「Opus」サポートは、HTML5でのメディア再生を可能にするロイヤリティフリーのコーデックをFirefoxにもたらし、同ブラウザを最新の状態に維持している。
それらは「Flash」にとどめを刺すものではない。なぜならFirefoxは広範なHTML5メディア再生サポートを既に提供しているからだ。しかし、それらはプラグイン不要のコーデックが成熟して、広範にユーザビリティが向上したことを示している。
デスクトップ版Firefox 28には、HTML5の音声およびビデオの新しい音量コントロールも追加された。「Mac OS X」では、「Notification Center」がウェブ通知をサポートするようになった。
「Android」版Firefox 28の改良点もほぼ同じで、VP9デコーディングやOpusを利用した WebM動画再生、HTML5音声およびビデオの音量コントロールが追加された。インターフェースにもいくつかの修正が施されており、タイトルバーの表示/非表示を切り替えるオプションや、複数の新しいクイック共有ボタン、「Awesome bar」での自動予測検索機能が追加されたほか、テキストの選択やコピー、切り取りオプションも改良されて、Androidの標準機能と同じになった。
デスクトップ版Firefox 28とAndroid版Firefox 28のリリースノートも公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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