ASUSが「Android」と「Windows 8.1」の両方を搭載する、ノートPCとタブレットのハイブリッド製品を発表したことで多くの人々が興奮したが、それらはすべて空騒ぎに終わってしまうかもしれない。
AndroidとWindowsの両方を搭載するノートPCとタブレットのハイブリッド製品を提供しようとするASUSの計画に対して、GoogleとMicrosoftの両社が難色を示したことを受けて、ASUSはデュアルOSシステム「Transformer Book Duet TD300」の発売を見送ることに決めたという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間3月14日、それらの企業間の交渉に詳しい人々の話として報じた。
ASUSとGoogle、およびMicrosoftの間で激しい論争が繰り広げられており、AndroidとWindowsを搭載するデュアルOSデバイスは夢物語で終わってしまう可能性がある、と米CNETは以前報じている。
ASUSは2014年に入り、ラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)でTransformer Book Duetを発表した。同デバイスは2014年前半に発売される予定だった。
WSJの情報筋によると、「GoogleはAndroidだけを搭載したデバイスを望んでいる」という。一方、Microsoftは、ほかのOSを搭載しないWindows端末のみを受け入れるという意向をASUSに対して明確に提示した。ASUSはこれまでに、デュアルOS搭載端末「Transformer AiO P1801」や「P1802」を販売しており、デュアルOS搭載製品をサポートしないとするMicrosoftの決定によって、こういった端末の販売を停止する可能性があると、WSJは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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